お家時間の過ごし方#4 ~アーティストの応援~
みなさん こんにちは、総務の かや子です!
「コロナウイルス感染症の影響による外出自粛ムードの中、自宅でも楽しく快適に過ごしたい……!」
そんな私が個人的に体験した“おうち時間の過ごし方”をご紹介するシリーズ、今回はその第四弾、最終回です。
「そろそろ外出できるかな……」と思いながらも まだまだ油断できない今、皆さんのおうち時間の過ごし方のヒントになれば幸いです。
さて、今回 ご紹介するのは、「自宅でできるアーティストの応援」について!
私はとあるジャンルのバンドが大好きで応援しているのですが、新型コロナウイルス感染症の影響でその応援の仕方にも変化がありました。
私が実際にバンドの様子を追っていく中で知ったこと、体験したことを交えながら「自宅でできるアーティストの応援」について ご紹介していきたいと思います。
バンドのピンチ!
バンドに限らずですがエンターテインメント業界は今、新型コロナウイルスの流行により大打撃を受けています。
テレビや新聞などのニュースでもライブハウスという場における「密」の問題が頻繁に取り上げられていましたし、今まで通り沢山の人を集めて行うイベントがしにくい状況です。
私の好きなジャンルのバンドも例外ではありません。
影響を受け、苦戦している様子がSNSなどを通じて日々伝わってきます。
新型コロナウイルス感染症の流行前であっても 結成して数年で解散してしまうバンドが多かったので、
今回 活動に制限がかかってしまったことで、さらに厳しい状況へ追い込まれていると思います。
大半のバンドは「作った音楽をライブなどを通じて沢山の人へ届ける」という活動がメイン。
しかし今は、そのメインとなる音楽活動に制限がかかっている状況なのです。
予定されていたライブは軒並み延期や中止に。
それに伴って、ライブハウスのキャンセル料やチケットの払い戻しなども発生してくるため、バンドにとっては金銭的に大きな痛手のはずです。
新たな活動の形
そんな中、何もせずに引きこもっているだけでは お金は出ていく一方ですし、ファン離れも起きてしまいます。
そして最悪、解散に追い込まれてしまう可能性も……。
なので、何かしらの形で活動をしなければなりません。
ここからは、新型コロナウイルス感染症の影響で今まで通りの音楽活動ができなくなったバンド達が何をしているのか、私が体験した内容を交えながら一部ご紹介します。
オンラインでのライブ開催
国からの要請が解除されてからも、すぐに以前のようにお客さんを会場に集めてのライブを敢行するのは難しい状況です。
(ライブの告知期間や、会場でのライブ実施における厳しい条件制限があるため。)
そんな中、自分たちのライブをオンラインで生配信するバンドが出てきました。
私が実際に視聴したのは「ツイキャスでのチケット購入型ライブ」と「YouTubeでの無料配信ライブ」の2種類です。
ツイキャス
ツイキャスは、Twitterと連動しているライブ配信サービスです。
私が一番最初に視聴したのは7月。とある音楽プロダクション主催で行われた複数のバンドが出演するライブイベントでした。
(もっと早い時期からオンラインライブを実施しているバンドもありました。)
私はそのイベントに実際に参加してみて、配信でも十分楽しめるということが分かったので、その後も積極的に様々な配信ライブを楽しんでいます!
私が参加したのは事前にツイキャス内でチケットを購入した人が視聴できる、有料の「プレミア配信」イベント。
今後も参加したいオンラインイベントがいくつかあるので、今からとても楽しみです♪
YouTube
YouTubeのライブ配信機能を通じて行われたオンラインライブも視聴しました。
こちらのライブ配信は誰でも無料で視聴可能なものです。
私は、知人から「私の好きなバンドがYouTubeでライブをするので見てほしい、無料で見られるから是非!」と勧められて視聴しました。
「無料で見られる」という点もあってか、事前にチケット購入が必要なツイキャスのプレミア配信に比べて、圧倒的に視聴者数は多い印象があります。
オンラインライブに参加して感じた良かったポイント
ツイキャスやYouTubeでのオンラインライブの配信を視聴してよかったと感じた点を挙げてみます。
- オンラインとはいえリアルタイムでの生配信なので、アーティストのリアルな熱量を感じられる
- 遠方で予定が合わずに行けないイベントも、オンラインなら場所を気にせず気軽に参加できる
- ツイキャスやYouTube等のライブ配信システム上、リアルタイムでコメントを送ることができるので、他のファンとコメント欄を通じて盛り上がることができる
- ライブだと自分の立つ位置の視点からしかステージが見られないが、ライブ配信ではカメラワークのお陰もあり様々な角度からアーティストの姿を見ることができる(特に、普段は絶対に見られないような至近距離での映像は見ごたえがあります!)
- 投げ銭システムで気軽に配信者を支援できる(ツイキャスもYouTubeも、ライブ配信中に投げ銭のようなものを配信者へおくることができます。ツイキャスの場合は「アイテム」、YouTubeの場合は「スーパーチャット(スパチャ)」。これらは、送られた配信者側へポイントやお金が付与されるサービスです。)
ライブというものは、そのライブの熱量を楽しむ上では演者とお客さんが同じ空間にいるのが一番だと思いますが、オンラインはオンラインで良いところが沢山ありました。
オンラインでのグッズ販売
これまでライブ会場でしか手に入らなかったようなグッズを、
自分たちのバンドのWebサイト上からも購入できるようにと動いたバンドもあります。
オンラインライブと並行して限定グッズを販売するケースも何件か見かけました。
これまでライブ会場でしか手に入らなかった定番グッズとして、
メンバーの写った「チェキ(富士フィルムが出している撮影したその場ですぐフィルム写真を出せるのが特徴のインスタントカメラ。グッズの場合はアーティストが写っている そのフィルム写真自体のことを“チェキ”と呼んでいます。)」というものがあるのですが、そのチェキ(サイン等の手書きコメント入り)をオンラインで販売するバンドも出てきています。
私自身も限定グッズやオンラインライブの日のチェキを記念に購入しました♪
クラウドファンディング
Webサイト上で実現させたいことを発表し、それに賛同した人から資金を集める「クラウドファンディング」。
うまく活用すれば発信者と支援者がwin-winの関係になるもの。
しかし、賛同者へのリターン(お返し)が「金額に見合わない」「少し過激すぎるのではないか」などと言われてしまうこともあり、内容によって賛否両論を呼んでいます。
何に価値を見出すかは人それぞれなので匙加減が難しいところではありますが、目標金額を達成して成功したバンドのニュースもチラホラ見かけました◎
無料の動画配信
先ほどオンラインライブの例としてツイキャスのプレミア配信についてご紹介しましたが、
ライブではない内容については無料で視聴できる通常のツイキャス配信を行っているバンドも多いです。
場合によっては、同じく無料のInstagramやYouTubeのライブ配信機能を使うアーティストもいますね。
このような無料での配信の場合は、画面越しではありますがライブよりも近い距離でバンドマンと交流することができます。
内容は、
- ラジオのようにトーク
- アコースティックで弾き語り
- 振り付け講座
- ゲーム実況
- 短編小説を朗読
- 何かの実験を始める
……などなど、人によって様々!
配信する側は、自身の配信画面を見ながら話をすることが多いので、
コメント欄に流れるファンからのコメントを拾って喋ることもあります。
ファンとしては、自分が送ったコメントに反応してもらえると凄く嬉しいものです◎
Zoomを通したファンとの交流会
オンライン会議システム「Zoom」を使用して画面越しにアーティストと1対1でお喋りできるイベント。
CDショップ等でのインストアイベントが なかなか開催できない中、オンラインで1人1人と交流する機会を設けた事例です。
有料、制限時間あり、運営スタッフも同席(トラブル防止のため)、グッズや写真等にサインをしてくれる(後でデータや実物が届く)……といった内容のものをよく見かけます。
バンドに限らず、アイドル業界などでも握手会代わりにこうしたイベントを積極的に実施していますよ!
YouTubeの更新(投稿頻度アップ!)
新型コロナウイルス感染症が流行する前から 自分たちのYouTubeのアカウントを持っていたバンドは多いのですが、それでも自粛期間に入ってからはその動画を上げる頻度が全体的にかなり増えているように感じます。
バンドの要は「音楽活動」というのは変わらないとは思いますが、
その「音楽活動」ができない今、使える時間を有効活用すべくYouTuberとしての活動に力を入れ始めている人達も増加傾向にあります。
「バンド自体は知らなかったけれど、YouTuberとして認知して好きになった」というファンもいますので、新規のお客さんを獲得するには良い手段の1つだと思います。
自宅で大好きなアーティストを応援しませんか?
今まで通りの活動ができずに もどかしい思いをしているのは アーティスト側もファン側も同じはず。
私が今、大好きなバンドのためにできるのは、
バンド側が試行錯誤しながら実施している様々な取り組みに対して、楽しみながらお金を投じること!(あと、SNS等での情報拡散!)
皆さんの中には、自分の好きなアーティストが 「新型コロナウイルス感染症の流行に伴って 急に今までとは違った活動をしはじめたこと」に対して戸惑っている方もいらっしゃるかもしれません。
「こんなことする人たちじゃなかったのに……」
「ステージで見る姿、音楽をしている姿が好きだったのに……」
「イメージと違う」
……と残念な気持ちになっている人もいるかもしれませんね。
今、マイナスな気持ちを抱いた人が もしいるのならば。
一度アーティスト側の気持ちを想像してみてほしいな、と思います。
「辛い状況だけど、少しでも新しい可能性を追求していきたい」と、慣れないことも含め、試行錯誤しながら様々なことに挑戦しているのではないでしょうか。
私個人としては、「新たな応援の仕方が増えた!」と、
楽しみながらポジティブに大好きなアーティストを応援することをオススメします◎
自粛が解除されて以前のような音楽活動も再開できるようになった時、今以上に楽しい景色が待っていると信じて……!
大好きなアーティストの応援を通じて 皆さんのおうち時間がさらに充実たものになりますように!
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お家時間の過ごし方#1 ~リモートお茶会~
お家時間の過ごし方#2 ~映画鑑賞~
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