新人エンジニアが覚えたい修正指示用語まとめ!
マークアップエンジニアのアシュリーです!
印刷・DTP系の企業様からコーディング・プログラミングの部分のみのお仕事をいただくことも多い弊社。
案件によっては、デザイン用語など新人エンジニアを困惑させる修正指示用語が出てくる場合がありますので、今回は「新人エンジニアが覚えたい修正指示用語」としてまとめてみました!
初級編
トルツメ
「トル」のみで使うこともあります。
不要な文字やコンテンツを取りのぞいて、そのうえで空いた部分を詰めるという指示になります。
※Web上だと、たいてい消した部分は勝手に詰まりますが、デザインデータ上では詰めないと詰まりませんので「詰める」ところまで指示します。
イキ
「この部分はイキでお願いします」という感じで使います。
「トル」の指示を取り消して、もとのままにするときに使います。
また、全体的には「トル」けど、その中でも一部分だけは残すときにも使うことがありますね。
テレコ
「位置をテレコにしてください」という感じで使います。
二つのものをさして「順番を入れ替えてください」という意味です。
関西の方言ともいわれており、デザイン用語というよりは様々な業界で互い違い、取り違え、あべこべ、でこぼこといった状態を表す言葉として使われるそうです。
中級編
角R
「この部分角Rにしてください」という感じで使います。
「角丸」と同じ意味の言葉です。角を丸くすることをさします。
Rとは半径を表すRadius(border-radiusのradius!)の頭文字のRです。
なので、「角のRを小さく」と言われたときは、角丸の数値を小さくしましょう。
ディゾルブ
「スライドショーはディゾルブにしてください」という感じで使います。
この場合はカルーセルスライダーのスライドの切り替えエフェクトをfadeにするという意味です。
映像編集において、カットとカットを徐々に重ね合わせて次のカットへ移行する(フェードインアウトする)のを「ディゾルブ」とか「クロスディゾルブ」といいます。
参考:ディゾルブ(オーバーラップ)とは?様々な映像演出効果を紹介 | Adobe
上級編
半調
「マウスオーバーで半調にしてください」という感じで使います。
「半調」というのは、印刷・DTP系の用語で、暗い部分の濃度を50%程度に下げて全体のコントラストを小さくすることをさします。
つまり、ちょっと薄くするということです。
CSSでいうと opacity:0.8
にするとちょうど良いことが多いです。
白場
「この辺の白場を小さくできませんか」という感じで使います。
ホワイトスペース、つまり余白、marginやpaddingの事です。
Q下げ、Q上げ
「この文字Q下げ」という感じで使います。
Qとは文字の級数のことで、つまりfont-sizeです。
※「級数」は写植という昔の印刷技術で使われていた文字の大きさを表す単位です。
おわりに
業界用語は短い言葉で意味を伝えられてとても便利ですが、知らないと「何を言っているんだ……」となりますよね。
最近はGoogle検索がかなりの精度で意味を教えてくれるため困ることは少なくなりましたが、Web業界の言葉に限らず、印刷やデザイン、映像系の用語も覚えて、協力会社さんとの円滑なコミュニケーションを図っていきたいものです!
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