キャッシュレス決済アプリを安全に利用するためのVPN導入

2021年10月13日その他キャッシュレス,VPN

株式会社アルタ、お役立ち情報紹介チームです！
不定期で、ITお役立ち情報＆ツール紹介をさせていただきます。
本日は、”『キャッシュレス決裁アプリ』の危険性と対策について”をテーマにご紹介いたします。

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キャッシュレス決済アプリは、対応している店舗であればスマートフォンで簡単に決済を行うことが可能です。現金不要、ポイントが貯まりやすい、家計管理がしやすいなど使用するメリットが多いため、日本では数年前から広く普及するようになりました。 

代表的なアプリの特徴

登録者数の面から見ると、国内で最もサービスの開始が早かったこと、LINE自体の利用ユーザー数が多いことからもLINE Payが最も多くの人から利用されていると言えますが、ポイント還元率に関してはマイランク制度によって最大3%還元されていたものが改悪して一律0.5%還元となりました。今後は同じソフトバンクグループのPayPayと2022年4月に統合される予定となっています。 
PayPayはサービス開始当初に大々的にキャンペーンを行ったことから一気にユーザーを増やしたことでもよく知られていますね。 

キャッシュレス決済に潜む不正利用の穴

スマホが一つあれば簡単にお買い物が楽しめるキャッシュレス決済ですが、利便的である一方で詐欺や不正利用が狙われやすいという一面もあります。 中でも被害報告が多いのが正規のサイトやログイン画面になりすましたフィッシング詐欺。その手口はスマホ決済サービスを装ったメールを送り、偽のログイン画面に誘導して、ユーザーのログイン情報を盗み取るという巧妙なものです。  

メールの不自然な文面や送信元アドレス、ロゴやデザインなどを注意深く観察して、記載されているURLを不用意にクリックしないよう普段から心掛けることが重要です。 とはいえユーザーにとっても、店舗の従業員にとっても、決済の度にそのような巧妙な手口を常に注意深く観察し、不正利用の手口に気づくことなどということはそう容易なことではありません。 

不正利用が社会問題となったドコモ口座 

2020年9月、NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を利用した不正利用が発覚し、大きな社会問題となりました。その不正の手口は、ドコモ口座と連携登録した銀行の個人口座から本人の知らないうちに不正に預金が移され、使われていたというものです。 
その後、ドコモ口座以外の電子決済サービス（「PayPay」、「メルペイ」、「Kyash」、「LINE Pay」、「PayPal」、「支払秘書」等）を通じても、不正な引き出しの被害が出ていることが明らかになり、スマホ決済に対する社会不安がいっそう高まりました。  

キャッシュレス決済を安全に使用するためのVPN 

それ以降、銀行や大手決済サービスなど個人のプライバシー情報を取り扱う金融関連企業でVPNをはじめとするサイバーセキュリティツールの導入が進むこととなりました。VPNとは「バーチャル・プライベート・ネットワーク」を省略した言葉。データ通信のための暗号化されたトンネルを公衆インターネット上に作成することで、自分専用ネットワークを構築し、高い通信セキュリティを提供する技術です。  ログイン情報やパスワードといった大切な個人情報を暗号化して秘匿できるため、インターネットでスマホを安全に使うことができます。  

企業がVPN導入を検討する際には、ユーザーのプライバシーを重要視して、ログを記録しない「ノーログ方式」をとっているサービスを選びましょう。VPNアプリが、Windows、macOS、LinuxなどのPCや、iOSやAndroidのプラットフォームに対応していれば、スマホを含むあらゆる端末のセキュリティが高まるため安心です。 

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