はじめまして、2年目マーケター兼ライターの今井です。今後はマーケティングに役立つ知識をご紹介していきますので、どうぞよろしくお願い致します!
今回ご紹介させていただくのは、皆さんお馴染みのリスティング広告について。
リスティング広告といえばGoogleかYahoo!の検索結果画面で配信されているイメージがあるかと思いますが、「じゃあGoogleとYahoo!どちらで配信するのがいいの?」という疑問についてお答えしていきます!
目次
結論
まず結論からお伝えすると、GoogleとYahoo!どちらを選ぶべきなのかは「広告のターゲット」によります。
自社で判断がつかない場合は、GoogleとYahoo!どちらも配信し、その結果に応じて決めると良さそうです。
それでは、GoogleとYahoo!の違いについて詳しく見ていきましょう。
そもそもリスティング広告って?
その前に、よく知らない方もいるかと思いますので、リスティング広告について簡単に説明します。
リスティング広告とは、検索エンジンでユーザーが検索したキーワード(検索語句)に連動して表示される広告です。例えば「リスティング広告」と検索すると検索結果の上部や下部に「広告」と記載された見出しが表示されるかと思います。これがリスティング広告です。
Web広告にはリスティング広告以外にもディスプレイ広告、SNS広告などがあります。
そのなかでもリスティング広告は検索語句に連動する広告のため、顕在層へのアプローチに向いているといえます。
リスティング広告におけるGoogleとYahoo!の違い①シェア率・ユーザー層
リスティング広告を配信するうえで知っておきたいGoogleとYahoo!の違い1つ目は、シェア率とユーザー層です。
シェア率
日本における検索エンジンシェア率はGoogleが約76%、Yahoo!が約16%、残りがBingやDuckDuckGo、Baiduなどになっています。
Googleを利用して検索しているユーザーが多いということは、Googleでリスティング広告を配信することで、より多くのユーザーに広告を見てもらえる可能性が高くなるというわけです。
引用元:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/desktop-mobile/japan/#monthly-202103-202203
しかし、その分Googleで広告を配信する競合企業も多いため、入札単価(広告をクリックしてもらうために必要な費用)の相場が高くなり、Yahoo!よりも広告費がかかりやすいというデメリットもあります。
ユーザー層
一般的に若年層はGoogleを利用することが多く、高年層はYahoo!を利用することが多いです。職業によっても違いが見られ、会社勤務のユーザーはGoogleを、専業主婦や定年退職後のユーザーはYahoo!を利用する人が多いと言われています。Yahoo!はニュース、天気、ショッピングなど検索以外の関連サービスが充実しているため、比較的時間のあるユーザーが好んで利用していると考えられているようです。
参考:https://manamina.valuesccg.com/articles/1053
リスティング広告におけるGoogleとYahoo!の違い②掲載箇所
リスティング広告は検索結果の画面に表示されますが、Google・Yahoo!の検索エンジンだけに配信されるわけではありません。
それぞれの「検索パートナー」と呼ばれるウェブサイトにも、検索結果とともに表示される場合もあります。
◆Googleの場合
Google検索エンジン
livedoor
BIGLOBE
goo
OCN
AOL.JP
など
※Googleの場合パートナー一覧は正式に公表されていないため、あくまで一例となります。
◆Yahoo!の場合
Yahoo!検索エンジン
朝日新聞デジタル
Bing
Excite
フレッシュアイ
My Cloud
MY J:COM
Sleipnir
Vector
※2022年4月現在
参照:https://marketing.yahoo.co.jp/service/yahooads/adnetwork_partner_list/
とはいえ、検索で使用されるサイトはGoogleとYahoo!が圧倒的に多いため、
検索パートナーには必要以上にこだわらなくても良いかもしれません。
リスティング広告におけるGoogleとYahoo!の違い③ターゲティング
例えば地域、年齢、性別、興味関心など、広告を配信する際はどのようなユーザーに対して広告を表示させたいのかを設定することが可能です。GoogleとYahoo!で設定できる項目や種類が異なるので、狙いたいターゲット層を指定できるかどうかを確認してみましょう。
項目 | Yahoo! | |
---|---|---|
年齢 | 18~24歳、25~34歳、35~44歳、45~54歳、55~64歳、65歳以上、不明 | × |
性別 | 女性、男性、不明 | × |
世帯収入 | 上位10%、11~20%、21~30%、31~40%、41~50%、下位50%、不明 | × |
地域 | 市区町村レベルでの指定または半径指定でのターゲティングが可能 | 市区町村レベルでの指定が可能 |
デバイス | パソコン、モバイル、タブレット | PC、スマートフォン、タブレット |
曜日・時間帯 | 〇 ※時間帯は15分単位で設定可能 | 〇 ※時間帯は15分単位で設定でき、1日に最大6件の時間帯を設定可能 |
アフィニティ(ライフスタイル、興味関心、趣味などによるターゲティング) | 〇 スポーツ・フード・ライフスタイルなど100以上のセグメントから選択可能 | × |
購買意向の強いオーディエンス | 〇 アパレル・アクセサリ、イベントチケット、求人、ビジネスなどから選択可能 | × |
ウェブサイトやアプリを過去に利用したユーザー | 〇 | 〇 |
カスタマーマッチ(顧客リストをアップロードすることで、既存顧客への再アプローチを可能にする) | 〇 | × |
類似セグメント(リマーケティングリスト内のユーザーと検索行動が似ている新しい見込み顧客に対してのターゲティング) | 〇 | × |
※2022年4月現在
ターゲティング機能はGoogleの方が充実しているため、より細かくターゲティングをしたいのであれば、Googleの方が適しているかもしれません。
最後に
他にも、
・見出しや説明文で使える記号
・広告表示オプションの種類
・GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleとの連携ができるか
などGoogleとYahoo!では様々な違いがあります。
一番良い方法はGoogleとYahoo!両方で広告を配信し、その結果に応じてどちらかに絞ったり予算を変更することですが、予算的に難しい方は広告を配信するターゲットに応じて媒体を決めていきましょう。例えば主婦をターゲットにしたい場合はYahoo!を、20代・30代の若い男性だけをターゲットにしたい場合はGoogleを選ぶなど、
・会社員か主婦か
・年齢、性別、興味関心など細かく配信設定をしたいか
をひとつの基準として考えていただけると良いと思います。
株式会社アルタでは、広告のターゲット選定から運営、各月の成果報告までをマーケティング専門チームが代行しています。
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など
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