
マイナビ転職の評判は悪い?口コミや登録の流れ
全国を対象にした代表的な求人情報サイトのひとつに「マイナビ転職」があります。テレビCMや各媒体で広告を見かけることも多いので、「マイナビ転職ってどうなんだろう?」「仕事が見つかりやすいのかな?」と興味を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当ページではマイナビ転職の特徴や登録の流れ、上手な利用方法、そして気になる口コミや評判などを徹底的にご紹介していきます。転職をお考えの方も含め、ぜひ最後までご覧になってください。
マイナビ転職とは?特徴を解説
マイナビ転職を運営する株式会社マイナビは1973年に創業された大手情報サービス企業です。サービスは多岐にわたりますが、特に人材紹介・人材派遣の分野には強く、新卒学生向けからアルバイト、パート、派遣社員など様々な切り口で求人情報を提供しています。
マイナビ転職は中でも「比較的若い世代の中途採用に強い求人サイト」といった位置づけになります。サービスの概要は以下の通りです。
【マイナビ転職 概要】
サービス名 | マイナビ転職 |
保有求人数 | 約30,300件(※) |
対応地域 | 全国 |
拠点 | 56ヶ所 |
取扱職種 | 全職種 |
対象者 | 全年代(特に20代~30代前半) |
利用料金 | 求職者は無料 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
本社所在地 | 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビルディング |
許可番号 | 13-ユ-080554 |
関連サービス | ・マイナビエージェント(転職希望者に対して個別サポートを提供するエージェントサービス) ・マイナビ新卒(新卒学生を対象にした就職活動支援サイト) ・マイナビバイト(アルバイトやパートの求人に特化した求人情報サイト) ……など |
マイナビ転職の特色をもう少し詳しく見ていくことにしましょう。
全国の中途採用求人を取り扱う
転職サイトの中には首都圏や大都市圏をメインに扱っていて、地方の求人はほとんど探せないようなところも少なくありません。
ですがマイナビ転職の場合、サービスを運営しているマイナビが全国に多数の拠点を持っているため、地方の求人企業ともパイプが太く、各都道府県の求人情報も多いとは言えないまでも質の面で充実しています。
地方別・都道府県別の情報サイトも作られており、「他のエリアでも同時に募集中の求人」と「そのエリア独自の募集案件」を分けて検索できるようにもなっています。
前者では全国展開している企業やリモートワークに力を入れている企業を探すことができますし、後者では地元企業に就職することで地域貢献したいという方も満足できるのではないでしょうか。
このように、マイナビ転職は現在居住されているエリア以外の求人も探しやすくなっているので、IターンやUターンをお考えの方も便利に利用できるはずです。
ちなみにマイナビ転職では日本国内だけでなく、海外で働く求人も取り扱っています。こちらもリモートワークと現地で仕事をする両方の案件がありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
マイナビ転職独占の求人が多い
マイナビ転職には、他の求人媒体には掲載のない、マイナビ転職独自の求人を多く扱っているといった特徴があります。
例えば2024年11月29日に更新された新着求人は8,243件ありますが、そのうちの何と87%がマイナビ転職だけに掲載されている独占求人になっています。
転職活動をするうえでできるだけ多くの求人に接して比較してみたいというのは誰しもが思うところで、転職サイトも複数に登録して併用する方が多いはずですが、これだけ独占求人が多いのなら、マイナビ転職への登録は絶対に外せないということになりますね。
業種別、地域別の専門ページがある
マイナビ転職には業種別や地域別の専門サイトも立ち上げられているので、転職へのビジョンがある程度固まっている方なら、はじめからそちらをメインに利用されるのも良い方法でしょう。
例えば業種別としては、マイナビ転職には次のようなサイトが作られています。
専門サイト名 | 内容 |
女性のおしごと | 事務職など女性に人気の業種、女性が活躍している会社の求人など、女性のライフスタイルを意識した転職情報を掲載。 |
グローバル | 語学力を生かしたい方、外資系や海外への転職を考えている方のための転職・求人情報サイト。 |
エンジニア求人サーチ【IT】 | IT/WEBエンジニア求人など技術者のための転職サイト。エンジニアに強いエージェントにも相談可能。 |
エンジニア求人サーチ【ものづくり】 | ものづくりエンジニア求人など技術者に向けた転職・求人情報サイト。こちらもエージェントに相談可能。 |
専門性の高い求人サイトの中には未経験者に合う仕事を扱っていないところもありますが、マイナビ転職は間口が広く、経験のない方を歓迎する求人も扱っているので、少しでも興味のある方は要チェックです。
地域別の専門ページも全都道府県が揃っています。また東北地方、北関東といった具合にエリアをまとめて求人チェックすることも可能です。
転職サポートサービスがある
マイナビ転職には求人情報の紹介だけでなく、転職活動を支援するサービスがいくつか揃っています。せっかく登録するのなら、これらのサービスをぜひフル活用して、効率良く転職活動を進めていきたいところです。
スカウトサービス
マイナビ転職のスカウトサービスは、職務経歴と希望条件を登録しておくことで、その情報に興味を持った企業や転職エージェントからスカウトが届くというサービスです。
スカウトには次の4種類があります。
スカウトの種類 | 内容 |
希望マッチ | 求職者の希望する職種とマッチした求人 |
経験マッチ | 求職者の経験職種とマッチした求人 |
条件マッチ | 企業が求めている条件に求職者がマッチしている求人 |
転職エージェント | 転職エージェントからのメッセージ |
中には以下のような特典付きのスカウトメールが届くこともあります。
特典名 | 内容 |
プレミアム特典 | メッセージを受け取った方のみが受けられる特別な特典つきの求人 例:年収800万円以上保証 など |
スカウト特典 | 指定された特典つきの求人 例:書類選考免除、前給保証、面接交通費支給 など |
場合によってはサイト上には公開されておらず、受け取った方のみが閲覧・応募できるスカウト限定求人が届けられる可能性もあります。
スカウト限定求人がサイト上で非公開になっている理由には、
・新規事業立ち上げや極秘プロジェクトに関わる求人のため、ライバル企業への情報漏洩を避けたい
・専門性の高い職種や役職者を募集するため、厳選した採用活動を行いたい
・キャリアのマッチングを重視してスピーディな選考を行いたい
などといった企業側の思いがあり、公開されている一般的な求人よりも条件が良いケースも少なくありません。
転職MYコーチ
転職MYコーチには「履歴書コーチ」と「面接コーチ」の2種類があり、マイナビ転職に登録した方はそれぞれ1回ずつ利用することが可能です。
「履歴書コーチ」はWEB履歴書を添削するサービスで、履歴書の書き方のコツについてプロのアドバイザーやコンサルタントから採用担当者目線でのアドバイスを受けることができます。
具体的な改善点を丁寧に指摘してもらえるので、職務経歴書や自己PRを書いてはみたけれど今ひとつ自信が持てないという方はぜひこの「履歴書コーチ」を利用して、魅力的な職務経歴書作りにトライしてみてください。
また「面接コーチ」は企業面接でよく訊かれる質問の答え方や面接官の質問の狙い、回答のコツなどをアドバイスしてもらえるサービスです。
面接に苦手意識をお持ちの方はもちろんですが、面接が得意だと自認している方も的はずれな答え方をしていないかを確認できるので、面接コーチの利用は有意義なはずです。
「履歴書コーチ」「面接コーチ」ともに完全無料で利用することができます。
適性診断
マイナビ転職の適性診断は、「パーソナリティ診断」と「バリュー診断」の2種類のテストを行うことで、仕事に対する適性や価値観、企業から求められる基礎的能力を診断するというものです。
「パーソナリティ診断」は仕事上の行動傾向を測定するテストです。仕事においてどういった行動を取るのかが予測でき、どんなことが得意なのか、苦手な能力にはどのようなものがあるのかを把握することができます。
「バリュー診断」は仕事観を測るテストで、仕事に対して求めるものや求めないもの、職業選択するうえで何を重視するのかをレーダーチャートで表示します。自分の傾向を知るうえで役立つはずです。
転職はしたいけれど客観的に自分の合う仕事が何なのかわからない、仕事選びの基準を今いちど見直してみたい、自分の強みや弱みを確認してみたいといった方に特にオススメしたいサービスです。
会員独自の便利なサービスを受けられる
マイナビ転職に掲載されている公開求人は会員登録しなくても見ることができますが、会員登録すると、求人を探すのに便利な以下の各種機能が開放されます。
MY検索条件
よく使用する検索条件を最大5件まで登録しておくことが可能になります。
これにより、スピーディに求人を検索することができるようになりますので、頻繁にチェックしたい方には非常に役立つはずです。
WEB履歴書登録
求人に応募する際に利用するWEB履歴書を登録しておくことができるようになります。
このWEB履歴書は前述のスカウトサービスにも利用可能です。
ブックマーク
「気になる」求人情報を、掲載期間中のみですが、ブックマーク(保存)しておくことができるようになります。
「気になる」で保存すると、当該企業に対して匿名であなたのWEB履歴書が公開されます。
さらにスカウトサービスを利用している方に対しては、ブックマークした企業から応募依頼、もしくは面接依頼のメッセージが届く可能性もあります。
応募情報の管理
応募した企業の求人情報や応募データ、企業とのやり取りなどを会員専用ページ上で管理できるようになります。
複数の企業に同時期に応募した場合など、後々混乱が生じないとも限らないため、ぜひ利用したい機能です。
掲載前の求人閲覧
サイト上にはまだ公開されていない「もうすぐ募集が始まる掲載予定の求人」一覧を、一般の方よりも一足先に閲覧できるようになります。
メールマガジン
ご自身の希望にマッチする求人や新着の求人、キャリア形成のためのアドバイス、転職活動に役立つノウハウなど、様々な角度からの最新情報がメールで届けられます。
転職フェアなどイベントなどが開催される
マイナビ転職では転職フェア、セミナーなどの各種イベントが盛んに開催されています。
特に目玉となる「転職フェア」は採用担当者と直接会って話せる転職者向けの合同企業説明会で、全国で順次開催される大変規模の大きいものとなっており、行われるたびに多くの参加者で賑わっています。
マイナビ転職の転職フェアには主に次の3つのメリットがあります。
多くの優良企業と出会える
マイナビ転職には多くの大手企業、優良企業が出展しています。参加者は各企業のブースを自由に回れるのですが、各企業からは採用担当者や先輩社員が参加しているため、それぞれに話ができる非常に貴重な機会を持てることになります。
採用担当者からは応募や選考に関することなど気になる点を直接質問できますし、先輩社員からは仕事の内容や社風などといったリアルな話を聞けるかもしれません。
ここで面接の予約ができることも少なくないので、実用的なメリットも大いに期待できます。
また、今まであまり考えていなかった分野の企業を知ることで、新たな可能性が開けることもあるでしょう。
転職に役立つ情報が満載
マイナビ転職の転職フェアでは出展企業とコンタクトを取れるだけでなく、転職に関する講演があったりキャリアについて相談できるコーナーや履歴書写真の撮影コーナーなどが設置されたりもしています。
2019年に東京で開催されたフェア来場者のアンケートによると、転職に関する講演の満足度は91%、キャリア相談は88%と非常に高いものとなっています。
参加するだけで様々な情報が吸収できるイベントなので、転職活動においてとても有意義な一日となるはずです。
参加は無料!来場者にはプレゼントも
マイナビ転職の転職フェアは、参加費・入場料ともに一切料金はかかりません。事前予約も必要なく、履歴書がなくても参加可能(※1)ですので、ぜひ気軽に参加してみてください。
なお事前予約をしたうえで参加した方には、ギフトカードなどのプレゼントがもらえます(※2)。
(※1)必須ではありませんが、履歴書や職務経歴書を持って行くと各書類の添削を受けられたり、キャリア相談でより具体的なアドバイスを受けたりすることが可能になります。
(※2)一部、プレゼントを実施していない会場もあります。
マイナビ転職の評判・口コミを紹介
マイナビ転職は大手マイナビが運営しているサイトだけあって、利用者が非常に多いことでも知られています。
利用者が多いということはサービスに関する口コミも多く見つかるので、それらを知ってから登録を考えても遅くはありません。
そこで、マイナビ転職を実際に利用してみた方の評判、口コミを5ch(旧2ch)や口コミサイト、SNSなどで調べてみましたのでそれをご紹介します。
※各口コミは文意を変えない範囲で編集しています。
マイナビ転職の良い評判・口コミ
・マイナビ転職には直接企業に応募できる求人が多いので、面接まで進める確率も高くなる。その点、(マイナビ内での選考を経る)マイナビエージェントは、まず書類審査に通るのが難しい。
・マイナビ転職開催の転職セミナーに参加して、企業の人と直接話をしたら、後日その会社からメールが届き、書類選考免除でいきなり最終面接。結局その企業に採用された。応募前にその企業の人と顔合わせができるのは大きなメリットだと思った。
・マイナビ転職のサイトは見やすく、求人の質も比較的良いと思う。ただ、数ある中には質の良くない求人も混じっているので、内容はしっかり確認する必要がある。
マイナビ転職の悪い評判・口コミ
・マイナビ転職の求人票には「資格なし・未経験者歓迎」とあるのに、資格の欄を埋めなければ応募できない求人が多々あり困惑する。個々の求人をチェックしていないのでは。
・転職サイトの中でも、マイナビ転職は特に『サイレントお断り(選考落ちの通知がないこと)』が多いように感じる。恐らく選考結果の連絡を必須としていないためだろうが、そのせいで次のステップに進めず、こちらから電話で問い合わせをしなければならないなど無駄が多いので、ぜひ改善してほしい。
・マイナビ転職からスカウトが届くのはいいが機械的に送られてきているようで、地域、希望職種などが考慮されていない。
(※同種意見多数。免許も経験もないのに看護師の求人、北海道居住者に京都の求人、など)
・求人票の内容と、面接を受けてわかる実際の条件が異なっているケースがかなりあった。こちらは交通費と時間をかけて面接に行っているので、そのたびに大変困惑した。マイナビ転職には何度か改善を求めたが、個々の訂正があるのみで根本的な改善は見られなかった。
(※同種意見多数)
・求人自体はたくさんあるが、中高年向けの求人は少ない。検索条件に「年齢」「年代」がないため、詳細を見て初めて年齢的に応募が難しいと気づくことになる。若い方以外にとって使い勝手が良くないと感じる。
・マイナビ転職には電話窓口がなく、サポートデスクも知らぬ存ぜぬ、自分で判断してといった調子なのであまりおすすめできない。
マイナビ転職の中立的な評判・口コミ・情報提供など
・求人数はそれなりにある。ただし若い人向けのものが多く、アラフォー向けのものとなるとかなり減る印象。メールで来るおすすめ求人については、こちらががんばって記入した職務経歴等は反映されない仕様のようなので、はじめからオフにしておいても問題はない。
マイナビ転職の評判・口コミからわかったこと
さすがマイナビというところで、特に若手の方を対象にした求人の量や質に満足感を抱いている方が多いように見受けられました。
とはいえ、若手以外の年代向けの求人にはやや弱さが見られるのは気になるところ。
サイト上では「社会人経験20年以上歓迎の求人」といった切り口で中高年の方を対象にした求人を探せるようにもなっていますが、数が減ってしまうのは事実なので、ご自分に合う案件がなかなか見つからないのであれば、他の求人サイトやハローワークなどと併用することでカバーする必要が出てくるでしょう。
そしてさらに気になるのは細かなサービス内容や使い勝手についてで、求人票やシステムにいかにもマイナビ側のチェックが行き届いていないような部分があったり、せっかくのスカウト(オファー)サービスが実際には形式的なもののように見えたりする点は多くの方の言及がありました。
求人票の内容が不正確なのはマイナビ転職だけでなく企業側にも問題がありますが、利用者がマイナビ転職を批判したくなるのも当然の話ですので、ぜひ改善してほしいところですね。
ただスカウトサービスに関して言えば、転職サイトは元々自分で求人を探して活動するのが基本的な利用方法となります。AIを利用したこのようなサービスは近年人気が高まっているものの、現時点で精度が今ひとつであるのなら、初めからオマケ要素として捉えるくらいで良いのかもしれません。
その一方で、転職フェアやセミナーなど、大手ならではとも言える独自のサービスは、利用することで好結果に結びつくことが多いことが窺えます。
マイナビ転職のイベントは東京や大阪といった大都市だけでなく地方都市でも開催されているので、アクティブな転職活動を行いたい方はぜひ積極的に活用してみましょう。
マイナビ転職と他の転職サイトとの比較
転職をサポートするサービスはマイナビ転職以外にもたくさんあります。ここではそれらの中から「リクナビNEXT」「DYM就職」「エン転職」をピックアップし、それぞれの特徴をマイナビ転職と比較してみます。
マイナビ転職 | リクナビNEXT | DYM就職 | エン転職 | |
種類 | 求人サイト | 求人サイト | 就職エージェント | 求人サイト |
運営企業 | (株)マイナビ | (株)リクルート | (株)DYM | エン・ジャパン(株) |
求人数 | 約30,300件 | 約936,000件 | 非公表 | 約125,500件(+15,000件) |
対象エリア | 全国 | 全国 | 首都圏など大都市中心 | 全国 |
拠点 | 56ヶ所 | – | 7ヶ所 | 8ヶ所 |
対象年代 | 全年代(主に20代~30代前半) | 全年代 | 主に20代 | 全年代 |
特徴 | ・書類添削・面接対策あり ・転職フェア等イベントが好評 |
・業界トップの求人数 ・オファー利用2万社超 |
・既卒・フリーター・ニートの就職支援 ・担当者が就活をフルサポート |
・非公開求人多数 ・オリコン顧客満足度調査No.1 |
サービスがひと通り揃ったマイナビ転職
マイナビ転職の掲載情報は全年齢を対象にしていますが、求人は20代~30代と比較的若い年代をターゲットにしたものが多く、実際の利用者層も35歳以下の方が70%超を占めています。
また求人数自体はリクナビNEXT等には及ばないものの、拠点数が全国に56ヶ所あることから、情報はきめ細やか。首都圏はもちろんのこと、地元で働きたい方やUターン、Iターンを考えている方の情報収集にもかなり役立つはずです。
求人情報以外の特筆すべき点としては、マイナビブランドならではとも言えるサポート内容の幅広さが挙げられるでしょう。
マイナビ転職は単にサイト上に求人が多数掲載されているだけではありません。魅力ある履歴書の書き方について個別アドバイスしてもらえる「履歴書コーチ」や面接のノウハウをレクチャーしてもらえる「面接コーチ」などのサービスが、各1回ずつとはいえ無料で利用できるので、転職は初めてという方も安心して活動を進めていくことができます。
さらに、これは拠点数の多さにも関係しますが、全国で開催される転職フェア(合同説明会)もとても有名。数多くの出展企業と直接話せる充実のイベントとあって、開催ごとに人気を博しています。
豊富な情報量が魅力のリクナビNEXT
リクナビNEXTの特徴は何と言っても保有する求人数の多さなのではないでしょうか。
2024年12月時点でリクナビNEXTには93万件以上の求人が集められており、この数字は数ある転職サイトを見比べてみても群を抜いています。
求人は首都圏だけでなく全国を網羅しています。取り扱っている業種も幅広く様々な働き方に対応しているので、あらゆる方にオススメ。少しでも多くの求人を比較検討して応募先を決めたいと思うなら、リクナビNEXTは絶対に外せない転職サイトのひとつだと言えるでしょう。
AIによるマッチングサービスや企業からのオファーが届くサービスももちろん揃っていますし、オファーのみで紹介される非公開求人も豊富です。
専任エージェントがサポートするDYM就職
DYM就職は就職エージェントサービスということで、他の3つの転職サイトとは少し趣きが異なります。
DYM就職は登録したひとりひとりに対して専門のエージェントがカウンセリングを行い、その結果や希望を元に求人を提案したり、応募書類の添削や面接対策を行ったりと、就活の全般を丁寧にサポートしてくれるサービスです。
既卒、大学中退、フリーター、ニートなど主に未経験者のサポートを得意としているのもDYM就職の大きな特徴で、面接のセッティングや内定獲得後の就業条件の交渉など、就職活動・転職活動の経験が少ない方にとっては非常に難しい点もエージェントに全ておまかせすることができます。
ただしサービスの性質上、保有求人数は他の3サイトよりは少ないものと考えられ、ある程度キャリアのある方や高収入を目指したい方、地方の求人をお探しの方には物足らない可能性が高くなります。
あくまでも社会人経験が少ない方が手厚いサポートを求める場合に利用したい転職エージェントのひとつ、と捉えたほうが良いでしょう。
情報量豊富、エージェントサービスも選べるエン転職
エン転職も求人数が多いサイトのひとつです。全国の求人を幅広く扱い、様々な切り口で紹介しているという特徴があります。
求人の紹介だけでなく転職に役立つコンテンツも多いので、この先の活動に迷いのある方はもちろん、自分の方針がある程度定まっている方が利用しても新たな発見が期待できるでしょう。
エン転職にはエージェントサービスもあります。エン転職のエージェントサービスに登録すると、サイト上には掲載されていない約1万5千件もの非公開求人も含めた中から希望や適性にマッチする求人が届くようになります。
専任の担当者(キャリアパートナー)は書類審査後につく形で、負担になりがちな応募後の企業とのやりとりを全て代行してもらうことができます。
マイナビ転職と併せて登録したいおすすめ転職エージェント
マイナビ転職は転職に対するサポートが充実していますが、扱っている求人数に関してはリクナビNEXTやエン転職に及びません。
そのため、マイナビ転職の欠点を補うサービスとして、リクナビNEXTかエン転職を併用するのがオススメだと言えます。
また、マイナビ転職は20代~30代前半の求人に強いという特徴があり、それより上の年代の方やハイクラス転職を目指す方には物足らない可能性があります。
その場合にはハイクラスの求人を扱うビズリーチ(https://www.bizreach.jp/)などとの併用を検討してみてください。
なお、マイナビ転職には書類の添削や面接対策のサービスも提供されていますが、いずれも利用できるのは一度ずつに限られます。これらのようなサポートをもう少ししっかり利用したいのであれば、転職エージェントサービスに登録してみるのもひとつの方法でしょう。
転職エージェントサービスはさきほどご紹介したDYM就職の他にも以下のようなサービスがありますので、ぜひチェックしてみてください。
転職エージェント名 | 特徴 | 公式サイト |
マイナビエージェント | 20代~30代前半向けの求人多数。サポートが非常に手厚い | こちら |
リクルートエージェント | 公開・非公開合わせて90万件超の求人。あらゆる分野の求人を扱う | こちら |
doda(デューダ) | 28万件超の求人数。エージェントの支援も受けられる転職サイト | こちら |
マイナビ転職とマイナビエージェントとの違い
同じマイナビが提供している転職系のサービスに、「マイナビエージェント」があります。マイナビ転職が転職情報サイトに分類されるのに対し、マイナビエージェントは転職支援サイトに分類することができますが、では具体的にマイナビ転職とマイナビエージェントにはどのような違いがあるのでしょうか。
それぞれのサービスの特徴を簡単に表にまとめてみました。
マイナビ転職 | マイナビエージェント | |
活動の方法 | 基本的に自分で行う | 担当者が全面的にサポートする |
求人の掲載方法 | サイトに多数掲載 | 一部掲載の他、非公開求人多数 |
求人の探し方 | 自分で求人を探す | 面談後、担当者が提案する |
企業への応募・交渉 | 自分で行う | 担当者が代行する |
応募先企業の詳細情報 | 収集は自分で行う | 担当者から具体的な生の情報が得られる |
応募書類サポート | 1回のみ | 個別に何度でも可能 |
面接対策 | 1回のみ | 模擬面接を含め何度でも可能 |
就活スケジュール管理 | 自分で行う | 担当者がサポートする |
内定後の企業との交渉 | 自分で行う | 担当者が代行する |
現職場の退職交渉 | 自分で行う | 担当者がサポートする |
利用料金 | 無料 | 無料 |
これらを踏まえ、双方のサービス内容の違いをもう少し詳しく見てみることにしましょう。
担当者が手厚くサポートするマイナビエージェント
マイナビエージェントに登録すると、求職者ひとりひとりに専任の担当者「キャリアアドバイザー」がつき、活動を二人三脚で進めていくことになります。
まずは面談によってこれまでの職歴や持っているスキル、今後の希望などについて聞き取り調査が行われ、それを元にマッチすると思われる求人が提案されます。
その中に興味を惹かれる求人があれば応募する運びになりますが、応募書類はキャリアアドバイザーに細かく手直ししてもらえますし、応募作業自体もキャリアアドバイザーに代行してもらえます。
さらに面接へと進んだ場合にも、面接で必ず訊かれる質問の内容や各企業に対応した返答の方法など詳しい指導を受けることができます。
給料についてなど自分ではなかなか難しい企業との交渉事も任せられますし、現在の職場を退職する際のアドバイスなども担当者から受けることが可能です。
このように、常にキャリアアドバイザーと連絡を取り合いながら、転職に際しての諸々を「がっつり」サポートしてもらえるのが、マイナビエージェントのような転職エージェントサービスの特徴です。
なお、マイナビエージェントにはサポートの期限は設けられていませんが、リミットの設定のある転職エージェントも少なくありません(例:リクルートエージェント=原則3ヶ月)。
転職活動の自由度が高いマイナビ転職
一方のマイナビ転職は、当記事でもご紹介している通り、基本的に自分で求人情報を探し、企業へもご自身でアプローチしていく形のサービスです。
マイナビ転職は大手マイナビが運営していることから転職に関する情報量は豊かですし、それぞれ一度ずつとはいえ応募書類や面接に関するサポートも行われています。さらには転職フェアなどのイベントも開催されるため、転職活動を完全な一人旅で進めていくわけではありませんが、それでも自分で行動しなければ結果が出ることはありません。
ただし自分だけで活動していくということは、それだけ考え方や時間的な自由度が高いということでもあります。
仕事を続けながら転職活動をしているとキャリアアドバイザーから頻繁に連絡があるのが負担になりがちですし、キャリアアドバイザーとの話が噛み合わず思うような求人を紹介してもらえないようなケースもないとは言えません。
ですがひとりで活動するマイナビ転職であれば、自分の納得できる方法、ペースで転職活動を進めて行けるわけです。
マイナビ転職、マイナビエージェント、どちらがオススメ?
このように、マイナビ転職とマイナビエージェントはスタイルの全く異なるサービスです。
転職活動はどちらの方法で進めるべき!といったセオリーはないので、自分の考えに合う方を選べばOKです。
また、この2つのサービスは両方に登録しても全く問題ありません。どちらも無料ですしやめるのも自由なので、自分に合うスタイルがわからないようなら両方試してみるのもひとつの方法でしょう。
マイナビ転職【使い方】登録方法・流れ
マイナビ転職への登録は、通常の方法と、外部サービスのアカウントを連結させて登録する方法との2通りがあります。
どちらの方法でもとても簡単に登録が可能です。
通常登録の方法
マイナビ転職公式サイトの登録フォームから新たにアカウントを作って登録する方法です。
ステップ1. アカウントの作成
公式サイトの登録フォームに必要事項を入力し、送信することでアカウントを作成します。
登録フォームの記入事項は次の通りです。
生年月日
性別 ※任意回答
会員ID(=メールアドレス)
メールマガジン受信の可否
希望のパスワード
マイナビエージェント利用の可否
会員登録される際にはマイナビ転職の会員規約とマイナビエージェントの会員規約、個人情報の取り扱いの内容に同意したうえで行ってください。
スマートフォン版ではさらに「同意して『メールアドレスの確認』に進む」と表示されますので、そちらをタップします。
ステップ2. 登録確認メールの着信
フォームに入力したメールアドレス宛に「会員登録手続きを完了してください」という件名のメールが届きます。
内容をご確認のうえ、メールに記載された「◆会員登録手続きを完了する」の認証URLをクリック(タップ)してください。
ステップ3. 登録完了
認証URLをクリック(タップ)した段階で会員登録完了となります。
会員登録完了後はログイン画面より、登録時に入力した会員ID(メールアドレス)とパスワードでログインできるようになります。
外部アカウント連結登録する方法
以下のサービスをご利用の方は、そのアカウントの情報に紐づけて簡単に登録することができます。
LINE
情報を連結させることでマイナビ転職の利用が勝手に投稿されたりすることはありませんのでご安心ください。
ステップ1. 利用サービスの選択
マイナビ転職公式サイトの新規会員登録画面にアクセスし、アカウントをお持ちのサービス名が記載された登録ボタンをクリック(タップ)してください。
ステップ2. 情報確認
当該サービスにログインし、マイナビ転職で流用する情報をチェックします。
ステップ3. 登録完了
会員規約に同意し、「登録完了する」ボタンをクリック(タップ)すると登録完了となります。
会員登録完了後はマイナビ転職公式サイトのログイン画面より、連携したサービスのボタンからログインできるようになります。
求人への応募方法
マイナビ転職に掲載されている求人情報の画面に「この求人に応募する」ボタン(スマートフォン版は「応募する」ボタン)が表示されている案件については、マイナビ転職の応募フォームからの応募が可能です。
ログインした状態で応募ボタンをクリック(タップ)すると応募フォームに遷移しますので、必要事項を入力します。
必要事項を全て入力したら画面下部の「内容を確認する」ボタンがクリック(タップ)できるようになりますので、そちらをクリック(タップ)して内容を確認してください。
確認して問題がなければ、「応募」ボタンをクリック(タップ)し、求人への応募が完了となります。
応募ボタンがない場合
応募ボタンのない案件については、マイナビ転職からでは応募することができません。
その企業のサイトから、もしくは郵送などで応募を受け付けていることが考えられるので、求人情報画面の「応募方法」欄等で応募方法を確認してみてください。
マイナビ転職を利用して転職を成功させるポイント
様々な角度から仕事探しができるマイナビ転職。登録しなくても公開求人を見ることはできますが、登録することでさらに便利になり、幅広い使い方ができるようになります。
ここを押さえておけばマイナビ転職がさらに使いやすくなり、転職成功にもつながるというポイントをご紹介していきましょう。
適性診断を受ける
マイナビ転職の会員限定サービスのひとつに「適性診断」があります。この適性診断には2種類のテストがあり、それを通じて自分の強みと弱み、何を基準に仕事を選べば良いのかなどを探ることができます。
この適性診断のベースとなっている診断テストは世界40ヶ国で取り入れられているきわめて信頼性の高いもので、転職活動にも役立つことが実証されています。
自己分析に自信のある方や今後の方針がはっきりしている方もいらっしゃるでしょうが、適性診断を受けることで転職活動を進めていくうえでの新たな視点が得られたり、思わぬ気づきがあったりする可能性も考えられます。
診断はもちろん無料で受けられますし、適性をもとにした求人情報検索も可能になっているので、ぜひこの適性診断は受けてみることをお勧めします。
転職MYコーチを利用する
職務経歴書や履歴書には書き方にコツがあり、きれいに書けているつもりでも採用担当者目線では的が外れていたり、今ひとつ強みが伝わってこなかったりすることもあるものです。
転職MYコーチの履歴書コーチでは職務経歴書や履歴書を、プロの目線から添削してもらえます。客観的な意見は参考になる点が非常に多いはずなので、このサービスは利用必須と言えるでしょう。
また同様に面接コーチも利用する価値が大いにあります。希望する職種や経験などにより、想定される質問とその意図、模範解答例が示されるので、それを読むだけでも事前準備に大きく役立ちます。
これら転職MYコーチはそれぞれ1度ずつしか利用できませんが、貴重な機会になると考えられるので、ぜひ申し込んでみてください。
スカウトサービスに登録しておく
スカウトサービスは職務経歴と希望条件とを登録しておくと、それを見て興味を持った企業や転職エージェントからスカウトが届くというもので、これもマイナビ転職に登録した方のみが対象となるサービスです。
スカウトメールからの応募が必ずしも内定につながると保証されているわけではありませんが、プレミアム特典付きのスカウトやスカウト限定求人が届いたりするのが狙い目です。
少しでも良い条件の求人に触れるためにも、スカウトサービスは有用だと言えるでしょう。
転職フェアやイベントには積極的に参加する
マイナビ転職の転職フェア(合同企業説明会)は人材を欲している企業の採用担当者と直接会って話せるイベントなので、積極的に活動したい方はこのチャンスを逃す手はありません。
マイナビ転職の転職フェアには大手企業や優良企業が多数出展しているので、各ブースを回ることでリアルな情報を入手し放題。質問があれば直接尋ねることができますし、話が合えばその場で面接の予約ができることもあります。
マイナビ転職の転職フェアは入場・参加無料で入場・退場も自由。マイナビ転職の会員登録とマイナビ転職アプリのインストールが完了していれば予約等も必要なく参加できますので、気軽に会場まで足を運んでみてください。
必要であればマイナビエージェントにも登録する
マイナビ転職に登録する際に、希望する方は同時にマイナビエージェントにも申し込むことが可能となっています。
※手順的にはマイナビ転職の会員登録後にさらに情報登録が必要となります。また後日の登録も可能です。
転職サイトだけでの活動は不安な方、プロのアドバイザーのサポートを受けながら転職活動を進めていきたい方は、マイナビエージェントへの登録も検討してみてください。
マイナビ転職を利用する際の注意点
マイナビ転職には様々な利点がある一方で、利用する際に頭に入れておきたいいくつかの注意点もありますので、それらも併せてご紹介していきましょう。
求人数は必ずしも多くない
マイナビ転職に掲載されている求人数は約30,300件。この数字は90万件超の求人を要するリクナビNEXTや30万件近いdoda、12万件以上のエン転職などと比べると、あまり多いとは言えません。
求人は質の問題もあるため、単純に多ければ良いというものでもありませんが、それでもできるだけ多くの選択肢を見てみたいと思うのは当然ですし、求人が少なければマッチングの精度にも関わります。
マイナビ転職の求人数が少ないと感じるのであれば、他の求人サイトや転職エージェントなどを並行して利用されることをお勧めします。
30代後半以上・ハイクラス向けの求人は少なめ
2024年のデータでは、マイナビ転職の利用者の約7割が35歳以下の方で占められています。扱っている求人も比較的若い年代をターゲットにしているものが多いため、30代後半以上の年代の方だとなかなか良いと思える仕事が見つけられないといったケースも十分に起こり得ます。
また、専門性の高い仕事や管理職などの要職、年収800万円以上が基準となる高収入の求人を探している方も、マイナビ転職では物足らない可能性があるでしょう。
マイナビ転職の中にもエグゼクティブ・ハイクラス求人を扱う「エグゼクティブパートナー」という専門ページは作られていますし、外部サイトとなる「マイナビミドルシニア」といったサービスも運営されてはいるのですが、それでは十分ではないと感じられるようであれば、ハイクラス転職を専門に扱う転職エージェントなどとの併用も検討してみてください。
転職MYコーチの利用は各1度ずつ
マイナビ転職が単に求人を羅列するだけのサイトでないのは、転職MYコーチなどといったサービスがあることでもわかります。
ただ残念ながらこの転職MYコーチは履歴書コーチ、転職コーチともに1回ずつしか利用することができません。
また、応募企業ごとに独自の内容が盛り込まれる転職エージェントサービスでのサポートとは異なり、希望する職種や経験などに沿ったアドバイスを受ける形になっているため、どうしてもきめ細やかさに欠けるきらいがあります。
転職MYコーチ自体は非常に有益なサービスではありますが、もっと手厚く細密なサポートを受けたいのであれば、転職エージェントサービスの利用も検討したほうが良いでしょう。
スカウトメールのマッチング精度が低い
マイナビ転職のスカウトサービスは求職者にとって非常に有り難い機能なのですが、口コミにもあるように応募条件を満たしていない求人が届くなどマッチングの精度が今ひとつで、腹立たしい思いをする方も少なくないようです。
精度が低い理由のひとつに、スカウトメール配信対象者の選定は企業が独自に行なっており、マイナビ転職は関わっていない点が挙げられます。
マイナビ転職公式サイトのヘルプページにも次のような記載がありました。
Q:応募条件を満たしていないスカウトが届いた
A:応募の可否については、マイナビ転職では分かりません。
当該企業や転職エージェントに直接確認していただくようお願いします。
スカウトの送信対象を選ぶのは、求人企業や転職エージェントです。
応募条件を満たしていない場合の応募が可能かについては、当該企業や転職エージェントに直接確認していただくようお願いします。引用元:ヘルプ・よくある質問
サービス名が「スカウト」なので求職者側としてはつい期待してしまいますが、求人情報の配信と捉えて利用するのが良さそう。もちろん、中に気になる求人が見つかれば、ぜひコンタクトを取ってみてください。
マイナビ転職に関するQ&A
マイナビ転職についてのよくある質問をQ&A形式でまとめました。気になる点があったらぜひ解決して、上手にマイナビ転職を利用しましょう。
すぐに転職する予定はないけど登録するだけでもOKですか?
登録するだけでも全く問題はありません。マイナビ転職には求人情報以外にも転職に役立つ様々なコンテンツがありますので、情報収集のためだけに登録している方もたくさんいらっしゃいます。
もちろん、しばらく後に始めるかもしれない転職活動のために、今からどんな求人があるのかをいろいろ見ておくといった利用法もできるでしょう。
マイナビ転職の利用方法は自由です。登録も退会も簡単にできますし、料金が発生することもありませんので、気軽に登録してみてください。
マイナビ転職は無料ですか?
はい、マイナビ転職の利用によって求職者が料金を請求されることは一切ないので、安心してご利用になってください。
マイナビ転職は求人情報を掲載している企業側が費用を支払うシステムで運営されています。
企業面接や転職フェアなどイベント参加のための交通費などは実費負担となりますが、転職フェアの入場を含めて無料で利用することができます。
他の転職サイトも登録して大丈夫?
他の転職サイトを併用しても特に問題はありません。
転職サイトは様々ありますが、求人数の多いサイトが全ての求人を網羅しているわけではありませんし、得意な領域もそれぞれに違っています。
またツールの使い勝手や情報を提供するコンテンツなども、利用する方によって役立つポイントは異なっているはずです。
サービス内容は登録してみなければわからない点も多々あるので、転職サイトは1つだけではなく、いくつかに登録してみるのがお勧めです。転職活動のスタイルや希望する職種、勤務エリアによっては転職エージェントやハローワークなども組み合わせて利用してみてください。
マイナビ転職に登録したら在職中の会社にバレる?
マイナビ転職に登録した内容が本人の同意を得ないまま企業等に漏れてしまうことはありません。ですので登録したからといって、在職中の会社にバレることはまずないので安心してください。
ただし、仕事で使用している会社のメールアドレスで登録した場合、セキュリティ対策で内容をチェックされるなど何かのはずみで事故が起こるケースもあり得るので、登録用のメールアドレスは必ずご自身のものを使うようにしてください。
メールアドレスは個人でお使いのキャリアメールでも良いですし、GmailやYahoo!メールのような無料アドレスでも構いません。
気をつけたいのは、企業からオファーを受け取れる「スカウト」を利用する方についてです。
スカウトはサービスの性質上、WEB経歴書が企業に開示されることになります。氏名や連絡先などの個人情報は公開されませんが、公開される職務経歴の中には経験企業や在職期間などの情報が含まれているため、そこから類推されてしまう危険性があります。
WEB履歴書は特定の企業だけに対して非公開にすることもできるので、見られたくない企業をブロックするなどして自己防衛してください。
求人を希望条件で絞り込み検索すると該当が0件になる
条件を絞り込みすぎているものと考えられます。
希望する条件の中で少しでも妥協できるものがあるなら、一旦その条件を外して検索し直してみてください。
また、まずは「これだけは譲れない」という条件のみを指定して検索し、さらに優先順位の高い条件を少しずつ加えて何度か検索してみるといった方法もお勧めです。
マイナビ転職の解約(退会)方法を教えて!
マイナビ転職の解約(退会)は会員向けページで可能です。
ログイン後、パソコン版は右上部、スマートフォン版はマイページ最下部のメニューから「各種設定の変更」をクリック(タップ)。
「退会の手続き」を選択し、画面の案内に従って手続きを行ってください。
会員ID(登録したメールアドレス)やパスワードがわからなくなった場合には、パスワードの再設定ページから再設定メールを請求し、再設定したうえで退会手続きを取りましょう。
なお、選考中に間違って退会してしまったケースなどでも、一旦取った退会手続きは取り消すことができません。
応募した企業とのメッセージのやり取りなども復旧できませんので、十分に気をつけて手続きを行ってください。
【まとめ】マイナビ転職のメリット・デメリット
マイナビ転職の特徴や評判、利用方法等をご紹介してきました。当記事をまとめると、マイナビ転職には次のようなメリットがあることがわかりました。
・マイナビ転職だけが扱う求人が多数ある
・書類添削や面接対策などのサポートサービスがある
・スカウト機能がある
・転職フェアなどのイベントが全国の会場で開催される
と同時に、マイナビ転職のデメリットとして、以下のような事柄を挙げることもできます。
・保有求人数はそれほど多くない
・30代後半以降の求人やハイクラス求人は比較的少ない
・サポートサービスの利用は各1回のみ
それぞれの内容を簡単におさらいしてみましょう。
マイナビ転職のメリット
20代~30代前半の方に適した求人を多く扱っている
マイナビ転職は特に20代から30代前半の方の転職に強いと言われ、実際にマイナビ転職の利用者層も、全体の約7割がこの年代に集まっています。
第二新卒の方やこれまで正社員として働いて来なかった方、キャリアの比較的浅い方を対象にした求人も多数扱っているので、ぜひチェックしてみてください。
また、掲載されているコンテンツも、転職に関して全く知識のない方に役立つ内容のものが非常に多いので、安心して転職活動の第一歩を踏み出すことができます。
マイナビ転職だけが扱う求人が多数ある
そこそこの数の求人を扱っていても他のサイトで見かけたものばかりでは、そのサイトに登録し続けている意味はあまりないかもしれません。
その点マイナビ転職は、マイナビ転職にしか載っていない求人がきわめて多いという特徴があります。
ちなみに2024年12月のデータでは、マイナビ転職の独占求人は全体数の何と87%にも上っています。
転職サイトには複数登録する方が多いはずですが、その複数の中でマイナビ転職を外せない理由がここにあります。
書類添削や面接対策などのサポートサービスがある
マイナビ転職は単に求人情報を掲載しているだけではなく、転職に役立つサービスも提供しています。
そのうちのひとつが「転職MYコーチ」。「履歴書コーチ」と「面接コーチ」の2種類のサービスです。
履歴書や職務経歴書、自己PR文の書き方は、転職・就職活動において誰もが気になるところでしょう。また、面接が苦手、という方も少なくないのではないでしょうか。
マイナビ転職に登録すると、応募書類の書き方や面接の受け答えに対して、採用担当者目線でのアドバイスをそれぞれ1回ずつ受けることができます。
転職サイトでこうしたサービスを受けられるのは貴重なので、ぜひ利用しましょう。
スカウト機能がある
マイナビ転職にはWEB経歴書を見た企業側からオファーを受けられるスカウトサービスがあり、希望する方は好きなタイミングで利用を開始することができます。
スカウトサービスは一旦しっかりとしたWEB経歴書を作っておきさえすれば、あとは企業からのアプローチを待つだけということになるので、現在の仕事が忙しくなかなか転職活動ができない方にはとても有益なシステムでしょう。
もちろん活動状況によってはWEB経歴書に随時手を入れたり企業側に質問したりなど、自分でもある程度の行動は必要になりますが、人材を求める企業との出会いの機会を増やす意味においても利用して損のないサービスだと言えます。
転職フェアなどのイベントが全国の会場で開催される
マイナビ転職では大手ならではの企画として、転職をお考えの方を対象にした転職フェア(合同企業説明会)を全国で開催しています。
転職フェアではたくさんの出展企業の採用担当者や先輩社員が出席しているので、話を聞いたり直接質問したりすることができます。
応募する前に実際に社員の生の声を聞けるのは貴重な機会になりますし、転職フェアでの出会いが応募~入社のきっかけになるケースも少なくなく、毎回多くの方に喜ばれています。
転職フェアにはマイナビ転職に登録済みで、かつ公式アプリをインストールしていれば誰でも無料で参加することができます。
マイナビ転職のデメリット
ほとんどの活動を自力で行う必要がある
マイナビ転職は転職サイト(求人サイト)という性質上、求人を探す作業から応募、求人企業への問い合わせや交渉などを全て自力でこなさなければなりません。
全て自分で行うことに関しては自分のペースで活動できる利点がある一方で、それ相応の手間や心理的負担を負うことになる点が気になる方も多いはずです。
また、活動の方針をなかなか決められなかったり独りよがりになったりするリスクが否めないので、思うように転職活動が進まない可能性もあります。
保有求人数はそれほど多くない
3万件超の求人数を抱えるマイナビ転職ですが、数十万件を扱うようなモンスター級の転職サイトもあることから、比較するとどうしても数が少ないと感じてしまいます。
マイナビ転職が保有する独自の求人の中からぴったりくる案件が見つかれば良いのですが、数自体が少なければ「いくら検索しても思うような求人が見つからないな……」といった状況も十分に起こりえます。
せっかく転職先を探すのなら、求人をいくつも見比べたうえで応募先を選びたいと考えるのが一般的ですので、マイナビ転職を単独で使うというよりは、いくつか併用するサイトのひとつとして利用するのが効率的な方法だと言えるでしょう。
30代後半以降の求人やハイクラス求人は比較的少ない
保有求人数の少なさにも関係していますが、マイナビ転職は若手やキャリアの浅い人をターゲットにした求人が充実しており、ある程度キャリアを重ねた30代後半以降の方を対象にした求人やエグゼクティブ・ハイクラス求人はあまり多くない傾向にあります。
希望に沿う求人が見つけにくい可能性も高いので、その場合には求人をさらに幅広く扱うリクナビNEXTやリクルートエージェント、dodaや、ハイクラス転職を専門に扱うビズリーチ等との併用を検討してみてください。
サポートサービスの利用は各1回のみ
マイナビ転職には提出書類を添削してもらえたり、面接の受け答えを指南してもらえたりするサービスがあります。
転職活動を進めていくうえでは切り離せない難問をサポートしてもらえるとあって非常に有り難いサービスなのですが、利用できるのは残念ながらそれぞれ1回だけと決められています。
複数回受けたい、もしくはもっときめ細やかに手厚くサポートを受けたいという方には転職サイトよりも転職エージェントサービスのほうが適している可能性もあるので、マイナビエージェントなどの利用もぜひ考えてみてください。
マイナビ転職への登録が向いている人は?
最後にこの記事の締め括りとして、マイナビ転職への登録が特に向いている方の特徴をご紹介します。以下のいずれかにでも該当する方は、ぜひマイナビ転職の利用を検討してみてください。実りある転職活動にきっと役立つはずです。
・20代~30代前半の方
・自分のペースで転職活動を行いたい方
・応募書類の添削や面接対策を受けてみたい方
・転職フェアに参加してみたい方